車両輸送するお車への荷物の積み込みについて
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カテゴリー沖縄車両輸送
CHCカーフェリーです。
この記事では、このところ多くご質問をいただきます「東京や大阪から沖縄に海上輸送するお車に、お荷物を積めるのか?」という点について解説いたします。
- 海上輸送する車に荷物はどれくらい積めるんだろう
- 車に荷物を詰め込めたら、楽に引越しができそう
- 自転車などを載せたまま輸送したい
お引越しをされる際、輸送する車内にできるだけお荷物を積んで運びたいとお考えのお客様は多いのではないでしょうか。
しかし港のルール上は、「車両へのお荷物はすべて積み込み不可」と定められているのが現状です。私どものお客様に対するご案内は、表面上は「積み込み不可」で統一させていただいております。
とはいえ、お荷物を載せた車はすべて乗船拒否されるのかと言うと、実際はそうではない場合も多いです。荷役スタッフによっても対応が違ったりするようですが、ある程度は大目に見て頂いている傾向です。
では、一般的にどれくらいの量までなら荷物を積載できるのでしょうか。輸送を断られたケースやトラブルに発展したケースを下記にまとめました。
輸送を断られたケース
お荷物を満載に積んでいるお車
満載のお荷物によってバックミラーが一切確認できなかったお車が、運行にあたり危険だと判断され、輸送を拒否されたケースです。
お客様はご自分で郵送の手配をして、全てのお荷物を別途自己負担で送ることになってしまいました。
こうした場合、乗船拒否の判断は船積みのタイミングでされることが多いです。もし乗船拒否となった場合、再度お客様には港まで向かって対応して頂く必要がでてきます。大変な手間となります。
少なくともお荷物の積載は、外から車内を見ても一切わからないくらいの範囲に収めるのが無難と言えます。サイドガラスより下の部分まで、と考えておくのがいいと思います。
(あくまでも目安です。注意を受けた際は必ず指示に従ってください。また、お荷物の積載については全て自己責任でお願いいたしております。)
車内に危険物を積んでいたお客様
カセットコンロ用のガスボンベをお車に積んであったケースです。火災に発展する危険があるとみなされ、輸送途中の港で処分することになりました。その際、処分にかかった費用もお客様にご負担いただく形となりました。
ガソリンや軽油の入った燃料缶や、ガスボンベといった危険物は船内に持ち込むことはできません。
トラブルになったケース
車内においておいた貴重品が紛失したケース
お車のダッシュボードに置いておいたご新居のカギが紛失した、とおっしゃるお客様がいらっしゃいました。
荷役担当がお車のドアを開け閉めする際に、どこかで落ちてしまった可能性が考えられます。
車内へのお荷物の積載はそもそも不可という前提です。そのため、お荷物が紛失してしまった場合も一切の補償はできません。予めご了承ください。
車内に大学入学手続きの書類を置かれていたお客様
このケースでは悪天候の影響で船の到着が遅れたため、大学入学手続きの期限までに書類を揃えることができなくなってしまいました。
船が予定通りに到着しない可能性もございます。大切なお荷物は決して車内に置かず、お客様自身で管理されることをおすすめいたします。
どのような場合であっても、船の運行途中でお荷物を取り出すことはできません。
まとめ
この記事では、過去に発生した「輸送を断られたケース」「トラブルになったケース」をご紹介いたしました。
お車にたくさんのお荷物を積載することは、現状、乗船拒否されてしまうリスクも高いと言えます。
たくさんのお荷物を輸送したい場合は、CHCのコンテナ引越しをぜひご利用ください。お車の輸送とセットでお申し込みいただくことで、セット割引も可能です。
お車にどれくらいまでならお荷物を載せられるか、お悩みのお客様は一度、CHCカーフェリーまでお気軽にご相談ください。